稼働中のサービスにてDBサーバのCPU負荷が時折大きくなる現象が確認されたため、DB(MySQL)の性能改善を行いました。
負荷が大きくなる状況はサイトコンテンツの検索機能が動作しているケースであることを特定し、DB設定と共にサイト機能の調整を行いました。DBの検索には「N-gram」を主軸として利用していますが、これだけでは検索結果をより望ましい形で提供できないことがあり、独自の検索方式も適用しています。数億レコードにもなるデータですので、ある程度の検索時間を覚悟しないといけないケースもあり、ピーク時負荷の振る舞いを考慮したDBキャッシュ戦略の見直しや、検索画面のUI改善等も行いながら、トータルとしてのDB負荷低減を実現しました。ただし、データ量は今後も増加することを念頭に、継続的な監視は勿論のこと方式の検証や改善、見直しを「自律的に」続けていくことが必要不可欠となります。
- 動作環境
AWS/Linux
HTML5/PHP/RDS