特定ロケーションに設置されるストレージ機器の温度管理を目的とした温度管理システムを構築しました。
HDD等のストレージ機器には動作保証温度帯域があり、温度が上がり過ぎると劣化や故障の原因となります。静音性を優先したファン未搭載のストレージの場合、高信頼性を有したHDDを使用していてもエラーが起きやすい/故障しやすい印象があります。本システムではストレージの温度情報を収集のうえモニタリングし、規定温度以上の場合、外部機器/FANを一定時間動作させることにより、ストレージ全体を冷却し、規定温度以上とならないよう維持することができます。
技術的には、SMART情報で温度を収集し、外部機器/FANの動作ON/OFFについては、USBバスパワーを制御できるHUBを使用しています。(USBバスパワーを制御できるUSB/HUBについてはあまり流通していない印象で、できるかどうかについてもカタログスペックでは分からないことも多いため、実績のある機器を複数検証のうえで選定しています)。
- 動作環境
Linux / Raspberry Pi OS
Windows10/11